●「はな」の悪知恵

だっておなか減るんだもの(はな)。ミニチュアダックス「はな」のえさに対する執着心は前にも書きましたが、ここ最近(3歳8ヶ月)になるとえさを獲得するために悪知恵をはたらかすようになってきました。

以前は自分のえさを早食いで片付けた後に「さくら」の分を食べようとしていましたが、最近は自分の分に手をつける前に「さくら」のえさを狙っています。

誰も自分の分を狙う者はいないとわかっているので、先に「さくら」のえさを食べた後に自分の分を食べるつもりなのでしょう。

「はな」は、えさが出されるとRの行動をちらちら横目で見て、「R」が猫の「みい」にえさをやるときなど、犬たちから距離を置いた瞬間に「さくら」のえさにとびかかります。

●つまみ食い

Rは車で犬たちを連れて買い物に出かけ、買ってきた食料品はラゲッジルームに置いておき、その帰宅途中にコンビニなどに寄ることが多いのですが、短時間で買い物が済みそうなときは、犬たちをケージに入れずに車を離れます。

そんな場合「はな」と「さくら」は運転席か助手席で待っています。

ある日Rはいつものように食料品を買った後、コンビニに行って帰宅しました。

バックドアを開けると、そこには買い物袋の上のほうにあったポテトサラダの残骸がありました。

犯人(犬)はもちろんシートを飛び越してラゲッジルームに侵入できる「はな」しかいません。

「はな」はRが帰る時間を見計らってつまみ食いを済ませ、何食わぬ顔で運転席に戻っていたのでした。

「はな」はRに叱られました。

Rが怖かったせいか、家に帰るやいなや日ごろあまりなついていないRのお母さんのところに逃げていきました。

●つまみ食い再び

それから数日後、Rはいつものようにショッピングセンターで買い物をしてコンビニに寄りました。

前回叱ったったばかりですし、短時間で帰れば良いだろうと思ったRは犬たちをケージに入れずにコンビニに入りました。

Rがコンビニを出てふと運転席を見ると、「さくら」がシートの背もたれに前足をかけ、背伸びするような格好でしっぽを振りながらラゲッジルームのほうを見ています。

Rは車に駆け寄りバックドアを開けると、そこにはアイスクリームをカップごと口で持ち上げた「はな」が、鳩が豆鉄砲をくらったような顔でRの顔を見ていました。

もちろん、「はな」はこっぴどく叱られてケージに1匹だけ入れられたまま自宅まで帰りました。

▲ページのトップへ

<<前頁『えさの時間』へ